書込マークダウン
 
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ここでは、テンプレの「書込マークダウン」の詳細について説明します。

 

基本の構文

基本の構文は3つの種類があります。

1つのセルに文字列を書き込みたい場合
data:"固定文字" + 入力要素のID.メソッド | sheet:シート名 | cell:セルアドレス | then:書き込む条件

複数のセルに表の情報を書き込みたい場合
「table:tableタイプの入力要素のID | sheet:シート名 | cell:セルアドレス1,セルアドレス2,セルアドレス3... | then:書き込む条件

シートに画像を挿入したい場合
「img:入力要素のID または oval | sheet:シート名 | left:100 | top:100 | width:200 | height:500 | then:書き込む条件

それぞれの定義句を "|" 記号(パイプ)で区切って記述します。
 

data:

文書に書き込みたい情報の組み合わせを記述します。"固定文字"、入力要素のID(.メソッド)、などの複数の情報源を + 記号(プラス)で連結して date: に続けて記述します。
 

"固定文字"

ユーザーが入力した情報とは関係せずに、固定の文字を書き込みたい場合は " 記号(ダブルクォーテーション)で囲みます。
 

+

固定文字や入力要素など複数の文字を連結したい場合は "+" 記号(プラス)を記述します。
 

入力要素のID

画面マークダウンで定義したIDを指定します。

入力要素のタイプが table の場合は、「4-2」(= ID4の2列目)のように "-" 記号(ハイフン)に続いて表の何列目かを記述します。なお、この記述があった場合は同じ data: で記述している固定文字、+、メソッド が無効となります。

 

.メソッド

入力要素のIDに . (ドット)を続けてメソッドを記述します。メソッドはユーザーが入力した情報を扱いやすくするための働きです。メソッドは必須ではなく省略できます。
.Length() - 入力した情報の長さ

.Right(N) - 入力した情報の右側からN文字分

.Left(N) - 入力した情報の左側からN文字分。

.Mid(a, b) - 入力した情報の左からa文字目からb文字分。

.Year() - 入力した情報の年。dateタイプにのみ有効。

.Month() - 入力した情報の月。dateタイプにのみ有効。

.Day() - 入力した情報の日。dateタイプにのみ有効。

.Tel(N) - 入力した情報の電話番号のN枠目。telタイプにのみ有効。

例として、telタイプのID3で入力した情報を「TEL:090-1234-5678」と書き込みたい場合は「"TEL:"+8.Tel(1)+"-"+8.Tel(2)+"-"+8.Tel(3)」と記述します。

.Zip(a, b) - 入力した情報の郵便番号7桁の左からa文字目からb文字分。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報を「〒123-4567」と書き込みたい場合は「"〒"+3.Zip(1,3)+"-"+3.Zip(4,4)」と記述します。

.Todoufuken() - 入力した情報の都道府県。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報の都道府県以降を書き込みたい場合は「3.Todoufuken()+3.Shikuchouson()+3.Choumebanchi()+3.Tatemono()+3.Heya()」と記述します。

.Shikuchouson() - 入力した情報の市区町村。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報の都道府県以降を書き込みたい場合は「3.Todoufuken()+3.Shikuchouson()+3.Choumebanchi()+3.Tatemono()+3.Heya()」と記述します。

.Choumebanchi() - 入力した情報の丁目番地。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報の都道府県以降を書き込みたい場合は「3.Todoufuken()+3.Shikuchouson()+3.Choumebanchi()+3.Tatemono()+3.Heya()」と記述します。

.Tatemono() - 入力した情報の建物名。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報の都道府県以降を書き込みたい場合は「3.Todoufuken()+3.Shikuchouson()+3.Choumebanchi()+3.Tatemono()+3.Heya()」と記述します。

.Heya() - 入力した情報の部屋番号。addressタイプにのみ有効。

例として、addressタイプのID3で入力した情報の都道府県以降を書き込みたい場合は「3.Todoufuken()+3.Shikuchouson()+3.Choumebanchi()+3.Tatemono()+3.Heya()」と記述します。

.Hour() - 入力した情報の時。timeタイプにのみ有効。

.minute() - 入力した情報の分。timeタイプにのみ有効。
 

sheet:シート名

情報を書き込みたい場所のシート名 を sheet: に続けて記述します。sheet:を省略するとアクティブなExcelシートを対象にします。
 

cell:セルアドレス

情報を書き込みたい場所のセルアドレスを cell: に続けて記述します。

入力要素のタイプが table の場合は、指定したセルアドレスを表の1行目とみなして下方向にセルアドレスを進めながら表の入力行数分を書き込みます。

 

then:書き込む条件

入力が特定の情報だったときに書き込みたい場合に then: に続けて等号/不等号の式で記述します。
等号 = は、等しいときを条件とします。

例として「then:3=女性」と記述した場合は、入力要素IDが3の情報が "女性" であった場合にのみこの行の書き込みが有効になります。

不等号 != は、等しくないときを条件とします。

例として「then:3!=女性」と記述した場合は、入力要素IDが3の情報が "女性" でなかった場合にのみこの行の書き込みが有効になります。

左項は、入力要素のIDを記述します。

例として「then:3=女性」と記述した場合は、入力要素IDが3の情報を指します。

右項は、比較したい文字列を記述します。

比較は完全一致(または完全不一致)を基本としますが、文字列を次のように記述すると比較方法を指定できます。

「then:3=女性*」と文字列の最後に * 記号(アスタリスク)をつけると「前方一致」で比較
「then:3=*女性」と文字列の最初に * 記号(アスタリスク)をつけると「後方一致」で比較
「then:3=*女性*」と文字列の最初と最後に * 記号(アスタリスク)をつけると「含む」で比較
「then:3=""」と文字列に " 記号(ダブルクオーテーション)を2つ続けると「情報の無い空の状態」で比較

 

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